花粉症真っ盛りの神奈川県下でのポスティング!この時期必須のマスク着用におけるメリットとデメリットを考える

神奈川県下では、2月上旬から3月一杯にかけてスギ花粉が至る所で舞い上がります。特に平成30年度のスギの飛散量は例年の2倍にも及ぶとか…

花粉症対策としてマスクは有効であるものの、ポスティングにおいてはメリットだけでなく、時としてデメリットも享受してしまいます。

今回はポスティングでのマスク着用時に起こり得る、思いがけないメリットとデメリットについて取り上げてみました。

マスク
image:photoAC

花粉症にはマスクが一番!…でも長時間のポスティングに耐えられるマスクとは?

神奈川県の自然環境保全センターでは、平成9年度から厚木市を含む県内の森林30箇所でスギ花粉の飛散量を例年調査しています。
不運にも神奈川県下では年々、花粉症患者が増加しています。
この季節は特にマスクが必須ですね。

ところで、マスクには様々な種類のものが薬局やコンビニ、ドラッグストアなどで販売されています。
中でも鼻の周りを固定する「サージカル・マスク」がオススメ。
ドラマや映画で医者が手術の時に着用する、あの青くて深々とした大型のマスクをイメージすれば形が掴めるのではないかと思います。

このマスクの最大の特徴は、アレルギー症状を引き起こす屋内外の塵・埃・花粉などのアレルゲンから鼻腔を保護して防塵効果を高め、ウイルスによる感染症も多重構造によって徹底的に抑えた所でしょう。しかも着用後は長持ちするので長時間の屋外活動を余儀なくされるポスティングでも花粉症対策に大変効果があります。

ポスティングにおけるマスク着用のメリット

ポスティングでは都市部・住宅地区・山間部・田園地帯などエリアの特性や物件の密集度などによって疲労度が大きく変わってきます。
いずれも共通することは長時間・長距離の移動を伴う配布が当たり前になっている事。
例えば集合住宅の比率が高い横浜市の港北区から戸建て住宅の比率が高い川崎市の中原区へと複数の自治体をまたぐポスティングは、今では珍しい事ではありません。

しかし、今の時期は猛烈な花粉症の季節。何ら対策なしではいくら健康な人でも、いつ花粉症に罹ってしまうか分かったものではありません。
ポスティングでは極力、マスク着用を心がけたいものです。

ポスティングでマスクを着用すると、思いがけなかったメリットに色々と気づかされるのではないでしょうか。以下、特筆すべき3つのメリットをお話しします。

メリット① マスクが防寒の役目を果たす

シールド開閉型のジェットヘルメットやキャップ式のヘルメットを装着してポスティング活動している人はいずれも体験済みかもしれませんが、厳しい冬場に屋外で走行する場合、首周りはネックウォーマーを被せて防寒対策ができてもあごの部分が剥き出しになっているため、寒風がちょっとでも吹き込むと身体がビクビクっと震え上がる事に…。

そんな時、頬全体から顎の部分まで大型のサージカル・マスクで覆うと花粉症だけでなく、呼吸に伴う熱でマスク内部が温められる格好となり、防寒面でも一役買ってくれます。

ネックウォーマーを引き上げればれっきとした防寒対策になるのですが、寒さは防げてもミクロン単位で吸い込んでしまう花粉には対処できません。

メリット② 特に都心部での活動において防塵効果が高い

車の交通量が特に多い横浜市の各行政区ではどうしてもマスクは欠かせません。
走行時に舞い上がる塵や埃だけでなく、有害な排気ガスを吸い込んだままポスティングを続けていると、思わぬ体調不良を招きかねません。

マスクの多重フィルターで有害物質を完全シャットアウトしてじっくりとポスティングに励みましょう。

メリット③ ポスティング活動を見られたくない人に顔を隠せる

ちょっと後ろ向きのメリットかもしれませんが、マスクを着用すると顔の大部分が隠れて誰だか分からなくなってしまいます。

知っている人に会いたくない、顔を見られたくない…そんな時、マスクで顔を隠してポスティングを行う人もいるようですね。

ポスティングにおけるマスク着用のデメリット

ポスティング時のマスク着用におけるいくつかのメリットをお話ししましたが、反対に同じ数だけデメリットも存在します。いずれもマスクの構造上の欠点や見た目の問題などによるデメリットですが、具体的に問題点を見ていきたいと思います。

デメリット① メガネがくもって危険

特に厳寒の時期にメガネをかけたままマスクを着用すると、両のレンズのくもりで前方が見えなくなってしまいます。ウォーキングでのポスティングならまだしも、自転車やバイクでは前方車両に追突したり、歩行者や対抗車と接触したりと非常に危険です。

ドラッグストアや薬局、スーパーなどで市販されているくもり止めメガネクリーナーは、スプレー式のものや紙拭きタイプのものなどがありますが、いずれもくもり止めの持続時間(効果)が短く、何度も塗布しないと役目を果たしません。

気温が上がる日中はくもり止めの効果が高いものの、気温が著しく落ち込む朝方ではスペアのくもり止めを何枚も携帯するなど、使用に何らかの工夫を凝らす必要がありそうですね。

デメリット② ポスティングの時間帯によっては不審者と間違えられる

マスクで覆われると人の判別がつきにくくなる事に呼応する問題点ですが、加えてサングラスをかけてニット帽を頭に被ると、途端に周囲の人の心象が悪くなります。

特に夜間にポスティング活動する人は、その見た目から挙動不審者だと勘違いされやすいので注意しましょう。

デメリット③ 過呼吸に陥りやすく、ポスティングでの着用には慣れが必要

長時間のマスク着用にはある程度慣れが必要。
というのも、マスク内部では自分の息が充満して匂いを直に嗅ぐ事になり、随分と不快な思いをするからです。このような状態でポスティングに従事すると集中力が途切れ、イライラして誤投函などのつまらないミスを犯しかねません。

言い換えれば、息を清涼剤などでスッキリさせればこの問題は解決するのですが、活動範囲が広いポスティングの場合だと呼吸量が自ずと増えてしまいます。
しかし呼吸や熱そのものの大半はマスク内で滞留しますので、時間の経過と共に息苦しさを感じ始めます。

マスク選びも重要。
マスクは特に通気性に優れたものを選びましょう。

また、屋外でのポスティング中はより酸素を取り入れようと過呼吸に陥りやすいのでマスク着用時は無理をせず、普段よりも多めに休息を取るようにしましょう。

まとめ

2月から3月にかけ、花粉症は職業や性別、世代を問わず、例年数多くの人々を苦しめ続けるアレルギー疾患の1つです。
広範囲で活動するポスティング従事者も春先はマスク着用が好ましいのですが、仕事柄いくつかのメリットとデメリットが併存していることが今回お分かりいただけたかと思います。
実は使い所が難しいマスク、それでも本格的な春の訪れを前にあと一つだけ使用法を工夫してみてはいかがでしょうか。

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