ポステイングをするならその土地の風土、文化、歴史などもついでに勉強しましょう

ポステイングでその一角を駆けずり回るのですから、ついでにどんなところか、どんな街か、何があるか、その足でその目でその耳で直に体験することもよいことです。何があるか判らないのですから。と言っても、一度に全部はできませんし、体に負担にもなるしストレスも溜まります。それで何かひとつだけに的を絞って注意するだけでいいのです。例えば、あの神社は何のためにあるとか、どんな御利益があるとか、なぜここにあるとか、どんな歴史をたどったのか、大きさはどれくらいかなど、考えるようにするとよいのです。週に2~3回が年中続くのですから。とにかく「考える習慣」をつけるのです。やり過ぎて、ポステイングがおろそかになってはいけませんよ。そこそこにです、少しずつ、徐々にやるのがポイントです。今回はエッセイ調に書いてみました。

ポステイングとは歩くことです。なぜ歩きながらだといろいろな思いがよくまとまるだろうか?

Appleのスティーブ・ジョブズは何か重要な話をするときや考えを整理するときに、とにかく公園や道路などのあちこちをよく散歩したというエピソードがあるのです。このようになかなか考えが整理できないとき、ふらりと外を歩いていたら良いと思います。突然アイデアが浮かぶのは万国共通の体験です。だから「なぜ歩きながらだと思いがよく出るのか?」、様々な角度から考察しましょう。

「ユリシーズ」の著者であるジェームス・ジョイスと「タロウウェイ夫人」の作家ヴァージニア・ウルフは、「意識の流れ」を小説の中で表現した小説家です。この二つの作品に出てくる登場人物の足跡をたどる小説家として後世まで名前を残すジョイスとウルフがどのように「歩く」と「考え」の間の深い関係を利用していたかがわかります。

これは何を意味するかというと、ジョイスとウルフは実際に自分の足で町を散策した後、小説の登場人物のように都市の中を歩くことになったということです。例えば、ウルフがタロウウェイ夫人と散歩している場合は、過去の芦屋と頭の中にあるイメージの芦屋などを入れて、その中を歩いたようで、これは作中の登場人物の意識の変化をより繊細に表現できるようにしたのです。

他にも作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローは、自分の日記で「足が動けば、私の考えも流れ始めいろいろな事柄が出てきます」と説明しています。「歩く」が「考える」に良い影響を与えることを直感的に感じていたようです。また、トーマス・デ・クインシーは「ウィリアム・ワーズワースの詩に山を歩いて森を通って道路を歩いている足場が満ちている。このような彼の一生の中で18万マイル(約29万キロ)歩いているだろう」と、ウィリアム・ワーズワースが歩いて様々なことから市のインスピレーションを受けたことを指摘しています。

ポステイングのほとんどが「歩く」と「考え」の間にある不思議な力を活用していますが、これらの間には、一体どのような関係があるでしょうか?
人間は歩くときの心拍数が速くなって座っているよりも多くの血液が体内を循環するので、血中の酸素が筋肉だけでなく、体の各器官に戻ることができるようになり、脳に酸素が多く供給されるようです。その結果、運動中や運動後に記憶と注意を実行して座っているよりもパフォーマンスが向上することが知られていますが、これは非常に軽い運動でも十分に効果を発揮するのでしょう。

また、ポステイングのように定期的な運動は、脳細胞間の新たな接続を増やすことにつながり、脳組織が年齢と共に退化していくことを防止にも役立ちます。また、海馬の量を増やしたり、新しい神経細胞の成長を刺激し、神経細胞間の信号交換を行うレベルを上げてくれそうで、運動が脳に及ぼす影響がどのように大きいかよく分かります。

「体を動かすこと」自体が良いように見えますが、運動は、人間の考えを変化させることができ、それが考えに適しているのです。運動時に聞く音楽が人間に与える影響を研究した心理学者によると、人間はハイテンポの音楽を聴くと、より速く走ることができるようになり、走ったり、自転車や自動車などに乗って高速移動するとき、高速テンポの音楽を聴きたくなるようです。他にも自動車運転者が大声でスピード感のある音楽を聴いている無意識のうちにいつもより強くアクセルを踏んでしまうことで、運動や移動は、無意識のうちに、人間の精神の部分に大きな影響を与えることが知られています。だから、「自分のペースで歩く」ほかに、体と心を自然の状態にリセットする方法はないものかと考えるのです。この考えるのが大事なのです。

ポステイングをする歩く速度は、自然と自分の気分や状態に応じて、速くなったり遅くなることですが、早歩きやのんびりと歩くことを意識することで、自分の考える速度を自由に変化させることができます。そうです、ポステイングのスピードややり方を変えたり、研究するのです。
また、ポステイング中に「歩く」に集中する必要がないので、意識が自由になりさまざまなアイデアが浮かびますが、これは革新的なアイデアと鋭い洞察力を見つけることができる精神状態のいずれかであることが研究によって明らかになっています。

この研究では、ポステイングマンとレデイに創造的思考のためのテストを実施し、その一つは、被験者にタイヤやボタンのようなどこでもが「型にはまらない方法」を提案したとします。このテストの結果は、歩きながら問題を考えて人は、座って考えた被験者よりも奇抜な方法を提供したそうです。しかし、「歩く」が裏目に出ることがあることも発見され、cottage(住宅、コテージ)cream(クリーム)、cake(ケーキ)」という三つの言葉で共通して連想することができる単語検索というテストを実施したときには、座って答えを考えていたグループが、良い結果を出したそうです。この問題の答えは、「cheese(チーズ)」だそうです。

これに対して研究チームは、「自由な発想が必要とされるこれらのテストの場合には、歩きながら答えるのが良い結果を導出するが、特定の状況に焦点を当てるような同じテストの場合、歩きながらの答えは考えが逆効果になるかもしれない」と述べています。

他にも、通常の道を歩くことよりも、樹木のような緑の場所を歩くことが記憶テストの性能を向上させることが知られています。また、注意に限界があり、何もしなくても、時間とともに注意力が低下していくので、その低下を防止するために、緑がある場所を歩くとよくなるということも判明しています。

ウルフのような創造的なエネルギーを持って、ロンドンの町の自然の中で心を休めて小説を書くに夢中になったことが知られています。ほら、ポステイングでも都市を歩くと良い効果が期待されます。夢と希望を求めてどんどん歩きましょう。人生は考えることです。

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