神奈川県を含む関東圏で、梅雨から夏に向けてポスティングをする際に気をつけたいことをいくつか取り上げてみました。
太平洋岸に面する地域の梅雨時は大雨になりやすく、また、梅雨明けの夏本番では乾燥で体調を崩しやすく、この時期は特に要注意です。
バイクや自転車などの活動用の乗り物にも気を配りたいものですね。
今回は夏場のポスティング活動の妨げになる可能性が極めて高い、5つのイレギュラーについてまとめてみたいと思います。
目次
神奈川県は梅雨に雨が多く降り、梅雨明けの夏本番で日本一蒸暑くなる
関東圏、特に神奈川県下での降雨は夏季に集中し、特に6月と9・10月に雨量が多くなるとのこと。
そして、夏季には太平洋高気圧の吹き出しによって、太平洋から吹く南風の影響を強く受け、汗だくもいいところの高温多湿になります。
したがって、神奈川県下での配布員は夏場、相当に厳しい局面を迎えることになるかもしれません。
梅雨から夏にかけ、神奈川でポスティングをするさいに想定されるイレギュラーとその対策とは?
過去の事例から考えられる不測の事態は、梅雨に2パターン、夏場に3パターンと、主に5パターンあります。
いずれも天候に左右されるものばかりですので、今から対策を十分に練っておくことが長い夏場を乗り切るための最善の手段となるでしょう。
梅雨に想定されるイレギュラー
梅雨時のイレギュラーに関しては、詳しくは
などをご参照いただければ、多少なりともお力になれると思います。
イレギュラーその1:梅雨時のポスティングの収入減
6月は専業・副業を問わず、配布員の収入にダメージが直接及ぶかもしれません。
なぜなら関東圏はいったん梅雨入りすると、長丁場で雨天が続く傾向にあるからです。
雨天、特に大雨洪水警報がでるほどの集中豪雨でしたら、ポスティングが中止になる確率はほぼ100%でしょう。
場合によっては、ポスティング以外にも収入源を確保しておいたほうが良いかもしれません。
イレギュラーその2:湿気によるチラシの状態悪化
梅雨に関係なく、太平洋岸に面する神奈川県では、ポスティング活動に支障をきたすものの一つに湿気の高さがあります。
湿気は紙の状態を悪化させ、投函時にチラシがくっついて繰りにくくなりますので、配布効率に影響が出るかもしれません。普段なら2~3時間程度で終わるエリアが、それ以上かかることも覚悟しなければいけないでしょう。
時間に余裕をもってポスティング活動にあたりましょう。
夏場に想定されるイレギュラー
イレギュラーその3:交通事情の悪化
夏場は避暑目的で車の交通量が増え、交通の渋滞が発生しやすくなります。
交通の渋滞は、自転車やバイクなどの二輪車の使用に大きな制約を課すことにつながりかねません。
特に横浜市や川崎市などの副都心では、騒音や大量の排気ガス、交通の流れの悪化などが活動意欲を削いでしまうかもしれませんね。
交通の渋滞を少しでも回避するには、交通量の少ない時間帯を狙うのが一番。
可能であれば、いつもよりも数時間早起きしてポスティング活動に入るなど、少しばかりの工夫と努力が夏場を制するための大きな力になるでしょう。
イレギュラーその4:二重の熱中症のおそれ
最近では、2018年7月23日に東京都青梅で40.8℃と、東京管区気象台における観測史上最高の気温をマークしましたが、神奈川県下の夏場で懸念すべきは、梅雨明けから数か月の間は晴天が続くことでしょう。
そのため、地域の特徴としては日本で最も熱中症にかかりやすく、また、ビル群特有のヒートアイランド現象による熱風が市街一帯に循環しますので、都市部での配布時には熱中症のリスクが二倍に膨らみます。
ただし、屋外にいたとしても、熱中症の対策は十分に可能です。
例えば……
・紫外線から目を守るために競技用のサングラスをかける
・猛烈な日差しによって体力を損なわないようにするために半袖ではなく、長袖のシャツを暑くても着用する
・ポスティングのときは2リットル以上の飲料水(スポーツドリンクや経口補水液など 頭痛時にはコーラやコーヒーなどのカフェイン入り飲料の飲用も有効)を常備する
・体内に熱がこもらないようにするために首筋を保護するネックシェードを被る
・凍結水を多めに用意して必要なときはタオルで濡らし、火照った部分にあてがって冷却する
など、いくらでも対策を講じることは可能ですが、それでも長時間の外出は避けるべきでしょう。なによりも一番の予防策は、外出は比較的気温の低い午前中に留め、午後は涼しい屋内に身を置いてクールダウンすることだと思います。
詳しくは弊社サイトの記事
他、いざという場合に慌てない、そのための予備知識として、
をご覧いただければ幸いです。
イレギュラーその5:タイヤの減りと空気圧にご用心!
神奈川では梅雨明けの7月から秋口の9月までは、太平洋岸気候特有の晴天日が長く続くため、路面が高温になりがちに。
夏場のポスティングで特に気をつけなければいけないものの一つは、乗り物のタイヤの減り具合や空気圧の維持・管理に他なりません。
ポスティングでチューブ入り自転車やバイクを使用していると、タイヤのゴムが焼けて通常よりも摩耗が激しくなったり、チューブ内の空気が著しく減ったりします。
ポスティングに夢中になるあまり、タイヤの空気圧が減ったことに気づかないで走行を続けていると、タイヤに無理な負荷がかかり、タイヤそのものや内部のチューブに致命的なキズが入る可能性があります。
そのままではゴムの剥離やタイヤの変形を招き、下手をするとタイヤのバーストを引き起こしかねませんので要注意です。
夏場は特にタイヤやチューブの点検をこまめに行い、場合によっては早め早めの交換を心がけましょう。
ポスティングで使用する代表的なバイクについて、より詳しく知りたい人は……
が、お役に立てるかもしれません。
夏場は日本全国で高温多湿になりますが、こと太平洋岸に面する神奈川県は地理的にも山々や丘陵地に囲まれていることから、熱溜まりによってより悪化する怖れがあります。
そのため、地域に適した夏場対策を取る必要がありますが、くれぐれも無理をせず、できる範囲でポスティング活動に従事していただければと思います。