秋口のポスティングで陥りやすい乗り物や心身のトラブル

季節は夏から秋にかけ、特に朝晩は急激に冷え込みます。
健康状態だけでなくポスティングに使用する乗り物の状態にも気をつけたい所ですね。
季節代わりに起きやすい乗り物や健康状態のトラブルについて取り上げてみました。


image:photoAC

無意識のうちに忍び寄る、乗り物にまつわるトラブル

例えば、1ケース5キロ近くもある大型のチラシをいくつも担いでポスティングするように言われても、人力による長時間配布はまず不可能でしょう。でも、重量物の運搬時に自転車・バイク・車などの乗り物を使用すると、とても便利で快適です。

ただ便利な反面、マシンは定期的にメンテナンスを行わなければ、思わぬ故障や事故の元凶に。ポスティングに欠かせない便利な道具を生命にかかわる凶器に変えないためにも、念入りに手入れを行ってくださいね。

トラブルその①:タイヤの空気圧・溝が減っている

ポスティングで様々なチラシを運搬するうちに、いつしかタイヤの空気圧が減っていることも・・・
特に夏場、タイヤ周りを酷使した結果、いつの間にかチューブに小さな穴が開いてそこから空気が漏れているなんてことだってあります。
タイヤの空気圧の著しい減少は、ちょっとした悪路で思わぬパンクの原因に。特に走行中のパンクは重大な事故を引き起こしかねません。
タイヤ(ホイール)のサイズ、チラシの大小や重さ、担当エリアの特性(広さ・移動距離が長いなど)によって異なりますが、チューブタイヤの場合は前後輪とも十分な空気が入っているか、サイクル・バイクショップなどで定期チェックを必ず行いましょう。

同様に、タイヤの溝の減り具合にも注意しておきましょう。
溝は夏場、路面の暑さに伴う摩擦熱であなたが考えている以上に摩耗しています。
溝が完全になくなると、タイヤそのものが薄くなってバーストの危険が伴います。
溝が半分ほど減ってきたら、タイヤ交換をするよう心がけてくださいね。

トラブルその②:エンジンのかかりが悪い

ポスティングにバイクを使用する場合、夏場に比べて秋口は少しアイドリングの時間を長くする必要があります。
エンジンをかけてすぐに発進するとエネルギーの燃焼率が悪くなり、投函中にバイクのエンジンがかかりにくくなって配布効率が下がってしまいます。
出発前のアイドリングは最低5分間行いましょう。

トラブルその③:エンジン部分から変な匂いがする

バイクや車に入れるオイルは燃え盛るエンジン内部の損傷を防ぐ保護液のようなもの。
もしエンジン部分から変な匂いがしてきたら、それはオイルが減ってきた証拠です。
オイルがカラカラの状態で走り続けるとオーバーヒートを起こし、せっかくのポスティングで立ち往生してしまうことに・・・

バイクの車種やメーカーによって基準は異なりますが、概ねオイル交換は1000~3000kmごとに行いましょう。

トラブルその④:「まだ日が高い」という油断

乗り物の一切を問わず、ヘッドライトやリアランプは「自分の位置を対向車や後続車に知らせる」「前方の障害物や危険物を事前に発見する」など、危険防止の上でなくてはならないものです。
特に自転車の方は夕暮れ時に無灯火でポスティング・・・はないですよね?
また夜間のバイクや車の無灯火は、れっきとした交通違反で1点が減点され、反則金で5~6千円も取られます。
これでは何のためにポスティングで稼ごうとしているのか、まるで本末転倒になってしまいます。

夏場に比べて秋口は日中の時間が目立って短くなります。
特に夜間のポスティングは走行感覚が鈍り、視界も狭まってきますのでスピードの出しすぎが思わぬ大事故を招くことも。
常時点灯、もしくは暗くなる前の早めのライト点灯があなたの命綱、そう覚えておいてくださいね。

自転車の方は反射材を前後輪のスポークにはめ込むのも有効です。

無意識のうちに忍び寄る心身のトラブル

ポスティングは乗り物がするものではなく、全て人間の手作業で行われるものです。
安定収入を目指すのであれば、普段の自己管理・健康管理がとても大事です。
秋口で思わぬ大風邪を引いて一週間も寝込んでしまった・・・ということがないように、自分の仕事は責任をもってやり遂げ、あなたにポスティングを任せる広告主やポスティング業者に多大な迷惑をかけないよう心がけましょう。

トラブルその⑤:急激な冷え込みで風邪を引く

夏場のポスティングを乗り切れたあなた、涼しい秋風に長時間当たっていると風邪を引くかもしれませんよ?
季節の変わり目に当たる秋口では、まだ体が夏場の厳しい猛暑を覚えていて、急激な冷え込みに体温調整が上手くいかずに風邪を引いてしまうことも。
日中はまだまだ暖かい日差しが続くものの、早朝や夜にポスティングする方は少しだけ厚着をして出かけましょう。

トラブルその⑥:大量の水分補給がクセになって体調を崩す

夏場とは正反対に、冷たい水やジュースなどを過度に補給するとお腹を壊す大元に。
また頻尿になりやすく、広範囲に移動するケースのポスティングでは大きな支障になります。
秋口はできるだけホット飲料を適量飲むように心がけましょう。

トラブルその⑦:チラシがめくれず、イライラでストレスがたまる

乾燥している時期はめくりやすいチラシですが、次第に気温が下がっていくとくっつきやすくなり、反対にめくりにくくなってきます。秋口は秋雨前線が発達して雨降りが多くなる季節ですから、紙のチラシが湿気てしまうのも無理はありません。

手数が増えるだけで思うような投函ができなくなり、ついイライラしてモノや人に八つ当たり・・・は決して良くありません。自分がやりにくい時は他の投函員も同じ状況ですから、ほんの少しだけ心に余裕をもってじっくり投函していきましょう。

まとめ

不調は乗り物だけでなく、人間にもふとしたきっかけで起こります。
また故障や体調の変化・悪化には必ず、何らかの前兆を伴います。
灯火したランプが点滅する、車体が妙に重い、そんなに寒くないのに何度もくしゃみをする・・・などの重大なサインを見落とさず、早め早めのメンテナンスや心身のケアを常に心がけてポスティングに励んでくださいね。

ポスティングスタッフの応募はこちら

今すぐ応募する